2018年09月02日

平成30年9月2日（日）日本臨床歯科医学会 福岡支部平成30年度 学術講演会　川崎律子先生教育講演会

平成30年9月2日（日）、アクロス福岡大会議室で、2018年度第5回日本臨床歯科医学会福岡支部学術大会に会員98名が参加し開催されました。講師には東京都中央区日本橋人形町長谷川歯科医院にご勤務で明倫短期大学非常勤講師でもある川崎律子先生をお招きしました。歯周基本治療の威力～歯科衛生士の力ってすごい！～という演題で教育講演して頂きました。予防医学としての歯科医療の役割、チーム医療、歯周基本治療の威力、歯科衛生士に必要な臨床力（患者さんの病気を治す力）として知識、分析力（考える力）、実践能力、コミュニケーション能力を挙げられました。ライフステージを考慮して患者さんとつきあうことも大切で、歯も口腔も人も見ることが大事であると話されました。細菌検査、SRP後の治癒様式、ブラッシング指導を成功させるためのポイント、歯周病患者のインプラント治療のリスク、インプラント患者のプロケア、オーラルフレイルについてもお話しがありました。今後の歯科衛生士に課せられる業務として、患者の高齢化とともに口腔ケアにオーラルフレイル予防を追加することが必要であると述べられました。ひとりひとりの患者さんとしっかり向き合ってクオリティの高い仕事をするプロフェッショナルな歯科衛生士は、患者さんにとってまた会いたい人になるとも仰っていました。
魅力的なキャリアを積まれ、長年の経験談を交えながらお話しして頂き、先生の人間性、プロフェッショナルさを感じ取れた御講演で、歯科医師、歯科衛生士会員にとって大変貴重なご講演が拝聴できた有意義な1日でした。

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