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令和6年6月9日(日)2024年度 第二回日本臨床歯科学会福岡支部例会 活動報告

令和6年6月9日(日)、電気ビル共創館にて2024年度第ニ回例会が開催された。

中島支部長の挨拶後に福岡支部会員3名(吉岡和彦、友成隆之、菊池大輔)からの発表があり質疑応答が活発に行われた。それぞれの発表に対して山口先生から意見をいただき、発表を終了した。

演題『上顎小臼歯の垂直性骨欠損に対して、また下顎大臼歯の分岐部病変に対して歯周組織再生療法を行った症例の報告』
演題『Root coverage Esthetic Scoreを用いて術後評価を行った症例』
演題『種々の欠損補綴様式の治療に対して審美性と長期安定の向上のために歯周形成外科を行った3症例』

その後、臨床歯科学会東京支部の山口文誉先生から「Dr.DH知れば知るほど、おもしろい!ペリオの世界(歯周基本治療編)」「マイクロサージェリーをスタートしよう!(再生療法編)」という演題で2部に分けて講演会が行われた。

前半では2018年に発表された歯周病の新分類についての説明があり、その後日常臨床における様々な疑問に対してエビデンスベースで非常にわかりやすい説明があった。「手用スケーラーと超音波スケーラーどちらが良いの?」「力によってペリオは悪化するの?」「非外科治療と外科治療の境界線は?」等、ドクターだけでなく、衛生士にとっても臨床ペリオのアップデートができる内容だった。

後半ではマイクロサージェリー、特に垂直性骨欠損に対する再生療法にフォーカスして、1症例を通じて切開から縫合までを動画やイラストを交えて丁寧に解説があった。オペ前にアシスタントと症例の内容を共有することや、治療に使用する道具やその費用まで説明があり、終了後の質疑応答も活発に行われた。参加した会員にとって有意義な時間となった。

多くの協賛企業にもブース展示をいただき、無事盛会のうちに終了することができた。

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