2023年06月27日

令和5年6月11日(日) 2023年度 第2回 例会 日本臨床歯科学会福岡支部会員症例発表会①・教育講演会　活動報告

令和5年6月13日、電気ビル共創館カンファレンスBにて2023年度第2回例会が開催された。

午前の部では、3名の先生による会員症例発表が行われた。

一般講演1では、秋元歯科クリニック　秋元喜文先生による「先天性部分性無歯症患者に対して咬合再構成を行った症例」、

一般講演2では、よしおか歯科こども歯科　吉岡和彦先生による「臼歯部欠損に対してインプラント治療を行なった患者の治療前後の口腔機能の変化」、

一般講演3では、園田デンタルクリニック　園田晋平先生による「咬合の不調和により歯根破折を起こした患者に咬合調整を行い安定を図った症例」

という演題で症例発表があった。当学会で初めての発表となる先生の発表や、学術大会および論文作成を見据えた発表でもあり、多くのディスカッションが行われ大変有意義な会員症例発表となった。

その後、午前の部の後半から午後の部にかけ、当学会の理事である小濱先生をお迎えして「前歯部抜歯即時埋入の優位性　難易度診断と術式」というテーマで講演していただいた。

前歯部審美領域のインプラント症例を多数提示していただいた中で、治療計画を立てるにあたっての診断やオペ時の留意点を教示された。審美性だけでなく、予知性の高い症例ばかりで終始驚かされた。

また、細かいテクニックや、日々の診療の中で我々が誤認している部分を指摘していただいたりと、大変強い刺激を受けることができ、改めてインプラントのプロフェッショナルのレベルの高さを実感した講演会となった。