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平成30年7月1日(日)日本臨床歯科医学会 福岡支部平成30年度 学術講演会 水上哲也先生・下田裕子先生教育講演会

平成30年7月1日(日)、南近代ビル貸し会議室7階8号室で、平成30年度日本臨床歯科医学会福岡支部学術講演会(DR.DHセミナー)を開催しました。講師には、福岡県福津市でご開業の水上哲也先生と水上歯科クリニックで歯科衛生士としてご活躍の下田裕子先生をお招きし、「チームでレベルアップ! 歯周治療」という演題で講演頂きました。参加人数は過去最多に迫る150名と、歯科衛生士、医院単位での参加が多くみられました。
午前中は、歯周病とは?というテーマで、全身、口腔内、局所にわたり、様々なリスクを考慮し、原因が何なのかということをしっかり見極めてアプローチすることが重要であることを述べられました。そのためには、歯科医師だけでなく、歯科衛生士が患者から得る情報など「チームで治療に当たること」の必要性を述べられ、お二人が日常どのように情報を共有し、患者さんと接しておられるかを述べられました。
午後の部では、水上先生からは、再生療法の勘所として、デンタルX線だけでなくCTによる画像診断が日常となった現在では、術前診断の重要性を説かれ、今まで抜歯を行っていたような歯を保存できることも増えてきたと述べられました。さらに、様々な切開デザインの意義、適応症と確実な掻爬、縫合など、歯周外科の基本的な手技とそれに基づく高度な技術が再生療法成功の鍵であると述べられました。その後、下田先生から、術前術後の管理、治療終了後のメインテナンスの重要性についてお話がありました。
一日を通してお二人の講演を聞き、医院として全体が同じ方向を向いて取り組まれていることや、歯科医師と歯科衛生士がお互いを理解し、高め合っていくことで医院全体のレベルアップに繋がることを改めて感じた素晴らしい講演会でした。

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